| トップページ>非行防止活動時における青少年との接し方について ごあいさつ(目次) |
| 福島市補導員研修会 講演録 非行防止活動時における青少年との接し方について 福島テルサ健康クラブ設立委員 田中恒豊 |
| ごあいさつ |
| この度、平成20年度第2回青少年センター補導員研修会の講演テーマ「非行防止活動時における青少年との接し方について」の講演依頼を受けました。 初めての内容とともに、80分というお時間でしたので、非常に困惑致しましたが、私にとりまして、福島は平成7年来、接するすべての方々に、あたたかく迎え入れていただき、「第二の故郷」という思い入れがございます。私でつとまる事ならばと、お引受けする事に致しました。 講演テーマは経験のない事でございますが、健康教育44年、情操教育15年、「教育」に長い期間、直接に携わってまいりましたので、この度の講演依頼がありました時、福島市青少年センター五十嵐裕一所長に、教育のテーマを4つに分類してお話させていただきたいと申し上げ、お許しを得ましたので、補導、情操、道徳、健康教育に分けてお話させていただきました。 かつて青年の時、元総理大臣吉田茂先生とお会いした折、「君、日本の復興はどうする。」と質問がございました。私は即座に「鉄は国家なり。産業です。」とお答えしました。吉田先生は「君、違うよ。教育だよ。」その時、教育では飯は食えないではないか。巷に仕事がなく、失業者があふれているこの時代に、「教育」と言われた事は、奇異に感じました。しかし、私はその後、たえず自問自答しておりました。昭和41年、日本で初めて健康クラブを開設し、気づきました。運動を目的に今まで見たこともない健康クラブを利用される方々に、「明日もまた来ていただこう。」と願う時、やる気にさせる「気」は精神、「健康教育だ」と気づきました。教育の教は知識の伝達、育は育て育むこと、魂の世界、その時から意識開発とともに、ご利用者の皆様に、「健康な身体づくりは全てあなた自身のためなのです、ご利用する皆様自身のためなのです。」と、そこに重点を置いて、健康な身体づくりの教本などを通じ、健康教育に努めました。 昭和54年、日本で初めての大衆料金の健康クラブ・東京ドーム後楽園スポーツクラブの企画を始め、三井不動産・健康倶楽部銀座、池袋、大蔵省、行政施設等、全国30カ所に健康施設を開設し、延べ利用者3,800万人を数えました。 未知の土地で健康施設を開設し、運動施設の未経験者を対象に一日何百人以上のご利用をと願う時、健康教育が一番と学ばせていただきました。 私は三十数年来、暁星国際学園の田川理事長先生を人生の師として尊敬しております。田川先生は、人生全身全霊を教育に捧げておられます。 フランス政府よりレジオン・ドヌール・デ・オフイシェー叙勲、外国人に贈られる最高章を受章し、また日本政府より藍綬褒章を受章されました。 十数年前、英国ロンドンに英国暁星国際学園を設立され、その時、田川先生よりロンドンから電話があり、「女子寮の責任者に、川下さんをしばらくロンドンにお借りしたい。」という内容でした。日頃尊敬する田川先生のお言葉ですので、すぐに川下君はロンドンに飛んでお手伝い致しました。その川下君の教育ぶりをご覧になって、その後「暁星国際学園の寮を手伝ってほしい」と依頼があり、十数年前から寮での「情操教育」のお手伝いが始まりました。 補導教育は、私の人生の経験の中から、思いをお話させていただきました。 情操教育は、暁星国際学園寮にて、将来に希望を持って巣立ってほしいという願いから、行動の原点となる、愛、思いやり、人生を切り開く心構えの意識開発をしておりますので、補導員の皆様に何かお役に立つのではないかと参考までに申し上げました。 道徳教育は、私の行動の原点ともなる「修身」の教科書の中から、野口英世、佐久間艇長、世界の海軍軍人の規範となる偉業、潜水艇沈没、悲痛な事故、死を前に極限の中、息絶えるまで全員が任務を果たした精神力、直属上官海軍上等機関兵曹鈴木新六福島県出身の日々平凡な訓練の繰り返し繰り返しの教育、平凡な事でもやってやり抜けば非凡になる、私は皆様に無駄のような事でも やってやり抜く精神を人生の根幹にと、特にお伝えしたかったのです。 さらに日本の歴史、世界の歴史にもない、会津藩のドラマを記させていただきました。人の道、生き方を学ばせていただきましたので、個人的にも思い入れがあり、長いページを割かせていただきました。 健康教育については、私の人生の半分以上、実際に携わってまいりましたので、これからも、さらに来世もこのお仕事を続けますので、記させていただきました。 「教育」という二文字、「君、違うよ。それは教育だよ。」吉田先生の一言は、私にとって全ての行動のベースとなっております。個人の行動も、国を興すのも教育、教育は最高のエネルギーと学びました。 経験不足で思うように講演の時間内にまとめ上げられませんでしたので、ここに改めて補足させて頂きました。どうかお時間の許す限りお読みいただき、補導員の皆様のこれからのお役目の中で何かひとつでもお役に立てれば幸いです。 |
| 平成二十一年三月吉日 |
| 田中 恒豊 |
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